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日本工業規格(JIS)は、瓦(粘土瓦)の種類を、製法、形状、寸法によって、次のように区分しています。
A製法による区分:釉薬瓦、いぶし瓦、無釉瓦(含塩焼瓦)の三種。
B形状による区分:J形、S形、F形の三種(三種いずれも、基本形となる桟瓦を中心に、葺く場所・用途によって、軒瓦、袖瓦、のし瓦、冠瓦など4〜5種の瓦が組み合わせられる)
C寸法による区分:J形(6種)、S形(2種)、F形(1種)
この他に、それぞれのメーカー独自の色がありますので、順列組合せをするだけで、アッという間に数百種になってしまうことがお分かりでしょう。現在、当組合のメーカーが製造している製品の全種類を数えると、総数1200〜1300種に上ると考えられています。ちなみに、最も基本となる「桟瓦」の“寸法の種類”を次に掲げておきましょう。
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