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屋根工事は、屋根の形状や瓦の種類また地方によって違いますので、ごく一般的な事例を紹介しましょう。瓦をのせる下地材の工事までは、建築業者の仕事になります。
A下地材の施工
B瓦と副資材の現場搬入
C下葺き、瓦桟木打ち:下葺きは、耐水用の合板やアスファルト・ルーフィングなどの施工。瓦桟木打ちは、瓦を引掛けるための桟木を下地材に固定する作業。桟木打ちのためには、瓦の寸法に合わせて正確な墨打ちが不可欠です。
D瓦揚げ:瓦揚機で、瓦を屋根の上にあげる作業。
E地葺き(平葺き):屋根の大部分を占める平部や軒部、袖部、棟部、谷部、壁際部などに、次々に瓦を葺いていきます。瓦工事の半分は、この地葺き作業にあてられます。ちなみに、桟瓦の屋根の葺き方には、右側から前の瓦の下に差し込んでいく「差し葺き」と、左側から前の瓦にかぶせていく「かぶせ葺き」の2種類があります。この時、下地材にどの程度緊結するかによって屋根の強度が違ってきます。
F棟積み:屋根の頂上部にあたる部分の施工です。おなじみの鬼瓦は、この時に取り付けられます。
G掃除点検、作業終了
ふつうの民家での瓦工事は、約10日〜2週間程度(休日を除く)の工事期間を要します。
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